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暮らしづくりのレシピ

life recipe

未来の暮らし方が変わる! V2Hを知ろう

  • 2022.07.19
エコ
お金についてのお話

皆さん、こんにちは! 営業部の平野です。

 

今、新築のお家を建てているお客様は、太陽光発電システムを導入される方が増えています。電気代の節約や災害時を見越して太陽光発電で発電したエネルギーを蓄電できる蓄電池を検討する方もいらっしゃいますが、僕がご提案したいのが、蓄電池の代わりに電気自動車を使って蓄電するV2Hシステムです。

今回の『暮らしづくりのレシピ』はV2Hについて解説。ぜひ、家づくりをする際にV2Hの導入が選択肢となれば、嬉しいです。

 

1.V2Hとは?


そもそもV2Hとは何なのか?

V2Hとは「Vehicle(車) to Home(家)」の略で、電気自動車(EV)に蓄電している電気を自宅でも使えるようにするシステムのことです。V2Hには大きくわけて2つの役割があります。

 

1つ目は家庭とEVをつないでEVを充電することはもちろん、EVから電気を取り出して家庭用の電源として使用することができます。

2つ目は、EVで蓄電した電気と電力会社から購入する電気、太陽光発電システムで発電した電気を条件に合わせて、お得になるように賢く振り分けてくれます。

 

2. V2Hを導入するメリット


ここでは、V2Hを導入するメリットをご紹介します。

 

①電気代の大幅な節約につながる

前述のように、V2Hの導入後は太陽光で発電した電力をEVに蓄電し、家庭でもその電力を利用できます。

 昼間は太陽光で発電した電力をEVに蓄電し、夜間はEVに貯めた電力を家庭内で使用。EVを蓄電池として活用することで、大幅に電気代を節約できます。


 

 

②非常時にEVの電力が利用できる

災害時の停電などで電気が供給されない場合でも、EVで蓄電した電力を利用することができます。

また、蓄電できる容量は、家庭用蓄電池よりもEVのほうが大容量なこともV2Hシステム導入のメリット。数日分の電気を蓄えられるので、太陽光発電と連携させると長期スパンでの在宅避難が可能になります。

 

③V2Hに対する補助金

V2Hで必須アイテムとなるEVは、購入時の補助金やエコカー減税の対象となります。そのほか、自治体によってEVやV2Hの導入時に補助金を受給できるので、導入を検討されている方は要チェックです。ただし、補助金も限りがあるため、タイミングによっては締め切っている場合もあるのでご注意ください。

徳島県内市町村における自然エネルギー(住宅用太陽光発電システム等)導入に係る補助制度について

https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kurashi/shizen/5016680/

 

3.まとめ


 

V2Hシステムは導入時のコストはかかりますが、導入時に補助金が支給される場合もあるので、うまく活用すれば導入コストを抑えることも可能です。V2HはEVを移動手段としてだけでなく、蓄電池としての使用もできるようになるので、家庭用蓄電池と比べても費用対効果は高いと思われます。

 新築を建てる際に、入居後のエネルギーの使い方を考えることは、とても重要です。現在電気料金は上がり続けており、これから先、気候変動や世界情勢、災害などによって電力需給バランスが崩れる不安もあります。自宅で電力を発電⇔消費するという自給自足のサイクルが当たり前になる日が来るかもしれません。そんな時のために、今後EVの普及とともに、V2Hシステムの導入を検討することも視野に入れていく必要があります。

今回の記事を読んで暮らし方はもちろん、入居後のエネルギーとの向き合い方を考えていただけたら、幸いです。

この記事をかいたのは
わたしです
営業部 営業三課 課長
平野真士 ひらの まさし
2013年9月入社 西大寺高校 福岡大学

取得資格
宅地建物取引士