時が変われば、間取りの傾向も変わってきます。
以前は当たり前だったプランが、今はあまり採用されていなかったり…
世代や時に合わせて間取りは変化しています。
お客様のニーズを敏感に察知してプランに落とし込む設計士たちに、はなおかの間取りの“今”を聞いてきました。
家づくりにぜひ、お役立てください!
今も昔も…女性の注目は水廻りの動線。
多様化する家づくりの中で一番気になるのは、やはり、水廻りですね。
数年前は “水廻り回遊動線” が主流でしたが最近になって “水廻りを直線上に配置した間取り”も人気に。
その背景には「廊下をなるべく無くして、その分部屋を広くしたい」というお客様のニーズがあるようです。
もちろん、行き止まりのない回遊動線も人気。
土地のカタチや広さ、部屋数などによってお部屋の配置を考えていきましょう。
さらに、ランドリールームも最近の必須スペース!
共働き世帯が多くなった今だからこそ室内干しのスペースを熱望する方が多くなっているようです。
また、2~2.5帖の1階ウォークインクローゼット(ファミリークローゼット)を
ランドリールームの隣に置く配置も人気です。
「干す→片づける」という動作がコンパクトになって
働く主婦たちの負担が軽減される実用的な間取りです。
「バルコニーはもう、要らない!?」
以前は、2階のバルコニーはマストなスペースでした。
洗濯物や家族のお布団が干すために、子ども部屋から主寝室まで繋がる広い
バルコニーをつくる方が多くいらっしゃいました。
ところが、最近では布団乾燥機やランドリールームなど、
家事を短縮してくれるアイテムや部屋を使うようになってきたので
バルコニーの必要性がだんだん少なくなってきたようです。
また、広いバルコニーをつくっても、お手入れが意外と大変。
勿論、外でお布団や洗濯物を干したい方は、バルコニーは便利なスペースです。
新築での生活スタイルを考えることで、スペースの「要る・要らない」を考えましょう!
これまでご紹介をしてきた間取り傾向は、みなさん「日常生活を快適にしたい」という想いが強かったかもしれません。
でも、若い世帯を中心に、日々を彩る「お気に入りの映えるスペースが一か所でも欲しい」という方も多い傾向に。
ストリップ階段や吹抜け、階段下のアルコーブ、趣味の部屋、アイランドキッチン…。
日常に少しでもテンションを上げる仕掛けがあるのも、良いかもしれませんね。