今回は、家づくりには切っても切り離せない土地選びについて。
一言で土地選びと言っても「何から始めればよいか」、「土地選びのポイント」などわからないことだらけ。
はなおかの不動産担当・山口が、土地選びのポイントをわかりやすく解説してくれます。後悔のない土地探しのポイントは家族の絆にあった…!?
気になる方は、ご一読を…!
■登場人物Profile
山口悠
営業二課課長。注文住宅の営業のほか、土地開発などを主に管理・担当をする。見た目は若いが、中身はアラフォー。プライベートでは、二児の父親。
後藤田陽子
総務部広報担当。HPやパンフレットなど、広報関係を手掛ける。不動産担当の山口とは、実は中学時代の同級生だということが入社後、発覚。カメラ好きのカメラ小僧。
後藤田:山口さーん。HPに土地に関するブログ考えているので、土地について少し教えてください。はなおかに入社して長いですが、特に土地について、分からないことが多くて。
例えば、土地を買おうと思っても一体どういう基準で買えば良いのかとか…。分からない方も多くいらっしゃると思うんですけど。
山口:土地えらびで重要なのは、その人が「どんな場所に住みたいか」を明確にすることが大切。具体的に土地の条件を考えて、優先順位をつくることで土地探しがスムーズになってきます。だいたい、条件項目としてはこんな感じ。
① エリア…学校や職場、実家へのアクセスなどを考えて住みたいエリアを検討してみましょう。
② 予算…住宅ローンを組む際、土地・建物・外構などを含めて資金計画をします。予算に見合った土地を探すことも大切な条件。
③ 広さ…購入した土地の広さによって、建築できる住まいの大きさも変わってきます。住宅と外構も含めて、どのくらいの広さが必要かも検討しておきましょう。
④ 利便性…「スーパーなどの商業施設に近い」「広い道にすぐに出られる」「学校が近い」など、生活する上での利便性も意外と重要。
⑤ 環境…日当たりや地盤はもちろん、ご近所、騒音…。エリアや利便性とも絡んできますが、どんな環境で暮らしたいかも一緒に考えてみてください。
山口:これら条件を自分の希望に当てはめてみて、どれが、優先度が高いのかを考えて欲しいです。あと、項目を書き出して、家族との間で確認し合うことも重要!
後藤田:そうですね。家づくりと一緒で、家族間で認識のズレがあると、後悔する場合もありますからね。 しっかりと、腹を割って話し合うことが、円滑な家族関係と家づくりへの一歩なんですね(ドヤ顔)!
山口:そうやね(失笑)。土地を購入して家を建てた後は、どんなに後悔しても早々に手放せないので、しっかりと下調べをして検討することをオススメします。
後藤田:ところで、土地にも分譲地やもともとあった家を取り壊してできた売土地など、いろんなパターンがあると思いますが「こんな土地が良い」などはあるんですか?
山口:その人にとって、理想的条件であれば、もちろん、どんなパターンの土地でも良いと思います。
ただ、オススメをしやすいのは、はなおかでも販売している分譲地。分譲地は、販売している不動産屋さんが、ある程度インフラや区画整備をして売っているので、そこが購入する際の大きなメリットになってきます。
■ 分譲地を購入するメリット
① インフラが整備されている:生活に必要な水道や排水などが引き込まれた状態で販売されています。売土地の中でも水道や排水が引き込まれていなかったり、あっても細い水道管や排水が流せない状況だったり…と、インフラ関係で追加工事が必要になることもあるので要注意。
② 境界線が明確:区画と区画の間の境界線を明確にしてくれているので、自分の敷地がはっきりしている。昔からある古い土地だと境界線があいまいな場合があり、お隣さんとの話し合いが必要になってくることも。
③ 子育てのしやすい環境:マイホームを検討する年代は20~30歳代の就学前のお子さんがいる世帯が多く、分譲地を購入する世帯も同様な年代に。必然的にお子さんの同年代がいる家族がご近所に多くなってくるので、子育てもしやすくなるはずです。
山口:新しい家ばかりが建つので街並みとしても綺麗だったり、道路が広くとられていたり…と、メリットはその他にも沢山。ただ、人気のエリアによっては、すぐに売約済みになったりと、分譲後の動きも早いので、目ぼしい所を見つけたらすぐに問い合わせをすることをオススメします。
でも、さっきも言ったように、どんな条件でも自分たちが理想としている土地が見つかれば、それ以上のことはありません。一概に分譲地の土地ばかりが良いとは言えないので、注意してくださいね。
後藤田:もし土地を購入するなら、私も分譲地が良いなぁと思ってきました。どういう区画がオススメなどあるんですか?
山口:うーん。一般的に言われているのは、南向きの区画や3方向に道路が接している区画…いわゆる“角地”が人気です。
土地が向く方角としては①南向き②東向き③西向き④北向きの順番で人気。日当たりが良い土地ほど良いとされています。でも、北向きの土地でも建てる家の設計を工夫すれば、十分に日当たりを確保できるから、「良い・悪い」とは、一概に言えません。
角地が人気なのも、道路に多く接していることで、日当たりを確保しやすいという理由が大きいです。あとは、車の駐車がしやすい理由もありますね。
後藤田:なるほど。北向きや西向きの土地は、一見条件が悪そうでも、隣地が田畑や公園などの開けている場所であれば、日当たりも十分確保できるんですね。
山口:そうそう。あと、三角形などの変形土地も条件的に厳しいけど、その分、価格が他の区画より安かったり、変形を生かした家の設計をすれば利点も見えてくるので、見方を変えればお買い得な区画かもしれませんね。
後藤田:あと、区画図の中に書いてある「建築条件付き」って何ですか?
山口:「建築条件付き」は、“この住宅会社建築してください”という条件が付いている区画。つまり、好きな住宅会社で建てられないということです。それは、お客さまにとってデメリットに思えるかもしれないけれど、住宅と土地をトータルで提案してくれるので、住宅会社と相性がよければ、心強いと思います。
山口:土地選びの入門編はこんなものでしょうか? くり返すようだけど、最初言っていた「土地選びの優先順位」は家づくりにも繋がっていくから、ちゃんと考えた方が良いと思います。
土地と家づくりは密接だから、どちらかが気に入らなかったら、全てが台無しになってしまいます。後悔しない家づくりは、土地選びから始まっているので、理想の土地選びは妥協しないように頑張って欲しいですね。もちろん、土地探しのエキスパートである、僕たちもサポートするので、ぜひ、相談してほしいです!
これで、ブログは書けそう?
後藤田:ありがとうございます! でも、書くのは山口さんですよ?
山口:え…!それは聞いてないけど。
後藤田:これまで伝えてきたことを、しっかりまとめてくださいね!
山口:…。
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