お家の顔とも言われる玄関。
帰宅時にはホッと心を落ち着かせ、外出時には気持ちをシャキッと切り替えるお家の中でも大切なスペースですよね。
今回は、“収納”と“玄関ドア”に焦点を当て、事例と共にご紹介いたします。思わず自慢したくなるような理想の玄関をつくりましょう。
SCLとは…
玄関の横や奥に設けられた、靴を履いた状態で出入りできる収納スペースのことです。靴の収納だけではなく、コートや傘、ゴルフバッグなども収納できます。
【メリット】
・収納力が高い
・玄関正面に靴が並ばないためスッキリとした印象に
・間取りを工夫することでスムーズな動線を確保できる
【デメリット】
・スペースをとるため、家に対して玄関の割合が多くなる
はなおかの場合、最近では90%近くの方がSCLを設けています。また、SCLからそのまま玄関土間へ通り抜けできる間取りが人気。この間取りは、“玄関→SCL→手洗い場”や“玄関→SCL→パントリー”など、生活に合わせた快適な生活動線を確保できます。玄関に何を置くか、帰宅後の動線などを考えた上で、最適な玄関収納を選びましょう。
「玄関の収納は靴だけで大丈夫」「玄関にあまりスペースをとりたくない」という方に、下駄箱タイプの収納をご紹介します。
【メリット】
・スペースをとらない
・種類によっては収納力の高いタイプもある
・下駄箱の上のスペースは、写真を飾るなどお気に入りのインテリアを置くことができる
【デメリット】
・基本的に靴のみを収納
・SCLほどの収納力はない
下駄箱によっては収納力抜群なタイプもあります。玄関の収納がコンパクトになればその分お部屋のスペースが広くとれることも。また、下駄箱とSCLを併用することもできます。よく使う靴は下駄箱へ収納し、それ以外の靴やコート、バッグなどはSCLへ収納することで更に使いやすくなりそうですね。
SCLと下駄箱のメリットを両方兼ね備えたタイプ。コンパクトかつ高い収納力があります。写真のように、玄関入ってすぐ横の壁面に広く設置することが多くみられます。また、収納棚の取り付け方を工夫することで靴以外を収納するスペースも確保できます。
【メリット】
・家の面積が小さめ、もしくは玄関に大きなスペースをとれない方でも設置可能
・SCLと同じくらいの収納力がある
・靴以外のモノも置くことができる
【デメリット】
・大きく高さもあるので圧迫感を感じやすい
SCLが欲しいけど広いスペースはとれない...という方はこのような壁面収納を取り入れてはいかがですか?
続いては玄関について!玄関ドアで多く採用されている開き戸。デザインのバリエーションが豊かで、玄関ドアといえば開き戸というイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。
【メリット】
・ドアと枠が密着しやすい構造のため気密性が高い
・デザインが豊富
・引き戸と比べて比較的コストが抑えられる
【デメリット】
・荷物を沢山搬入する時などは不便
開き戸は幅広いデザインのお家にマッチします。その中でも、プロヴァンス風の外観と相性が良く、木目調のナチュラルなデザインも沢山出ています。自分の好みに合ったお気に入りの玄関ドアを見つけましょう。
引き戸…横にスライドさせて開けるタイプのドア
最近ニーズが増えている玄関の引き戸。力が弱くても開け閉めがしやすいので、高齢者や小さなお子様がいらっしゃるご家庭でも好まれています。
【メリット】
・荷物の出し入れがしやすい
・開閉にあまり力が要らない
【デメリット】
・最低でも一間分(1,820㎜)の間口(玄関正面の幅)が必要なため、横幅のスペースをとる
・開き戸に比べてデザインが少ない
また、引き戸の場合片側をガラスにすることが多く、玄関に光が入って明るくなる効果があります。暗くなりがちな北向き玄関にもオススメ!
以上、使いやすい玄関をつくる5つのアイデア特集でした。
収納や玄関ドアだけでもさまざまな選択肢があり、生活スタイルや考え方によってベストな玄関の在り方は異なります。玄関スぺースは来客時に一番最初に目に入る空間で。家族にとっては、「いってきます」と「おかえりなさい」が飛び交うコミュニケーションの場でもあります。そんな大切な場所だからこそ、イメージに合うものを採用しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。ぜひ、家づくりのご参考にしてください。