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暮らしづくりのレシピ

life recipe

【メーカー別比較】窓・サッシについてメーカーごとに徹底解説

  • 2024.10.17
暮らしのアイデア
はなおかの家づくり
インテリア
外観

はじめに


みなさん、こんにちは!広報の後藤田です。

今回は「窓(サッシ)」についてメーカー別でに解説したいと思います。

 

実は窓って結構重要って知ってましたか?

 

性能を求めれば値段はそこそこ高くなってくるため、予算に大きく関わってきます。

そして、性能や間取り、外観、インテリアなど、窓はさまざまな家づくりの要素に繋がっています。

 

今回の暮らしづくりのレシピは、窓の最近の事情とメーカーごとで特徴をまとめてみました。

ぜひ、皆さんも家づくりのご参考に。

 

1.最近の窓事情


まずは日本の住宅事情から…従来の日本の家は「寒い」。

このことが“当たり前”だと思っていませんか?

 

WHO(世界保健機関)の指針では、18℃以下の室温だと健康リスクがあると言われているそう。

日本は冬場、朝起きた時の室温が全国的に10℃を下回っているところがほとんど。快適さとは程遠い住宅事情だということが分かります。

 

なんと、その寒さの原因は窓にあったのです!

窓や玄関ドアは熱の出入りが一番大きい場所。

開口部分に断熱効果が高い商品を採用することで、外気温に影響されにくい快適なお家を作ることができます。

 

そのため、以前は “アルミ” フレームの窓が当たり前だったのですが、近年では熱を伝えにくい素材 “樹脂” を使ったフレームが登場しました。

さらに、ガラスもシングルだったのが、複層ガラスが当たり前に。

ひと昔前に比べて、現代の窓の断熱性能は劇的に向上しているのです。

 

今発売されている断熱性能が高い窓を採用することで、住まい手にとっても住宅にとっても良いことだらけ。

その3つのポイントを挙げていきます!

 

良いこと! その1. 健康に効果的

快適な室温を保つことができるので、寒さや暑さからくるストレスや健康被害を軽減。

アトピー性皮膚炎や気管支喘息などの疾患改善にも、住宅の断熱が効果的だというデータが出ており、窓の断熱が重要となってきています。

 

良いこと! その2. 結露の軽減

断熱性の高い窓は、冬場に多く発生する結露にも有効です。

サッシやガラス面の水滴を抑えることで、カビやダニの発生を予防。建物自体はもちろん、住む人の健やかな暮らしに貢献します。

 

良いこと! その3. 暖冷房費を削減!

断熱性の高い窓を選んで暖房時の熱の流出、冷房時の熱の流入を抑えれば、エアコン効率もアップ。

消費電力を減らすことで暖冷房費を節約できるだけでなく、CO2排出量も大幅に低減することができます。

性能の高い窓を採用すると、住まい手にも住宅にも良いことだらけ。

次のセクションは、メーカーごとに窓の特徴をまとめていきます!

 

 

2.メーカー別・窓を徹底解説<LIXIL編>


 

次は、窓をつくるメーカーに焦点を当てていきたいと思います。

 

はなおかでよく採用されているメーカーはLIXILYKK APの二つ。

今回はこの2つのメーカーを解説していきます。

 

このセクションはLIXILの窓にスポットを当ててご紹介していきます!

LIXILの商品ラインナップとそのグレードは下記の通り。

LIXILの特徴は、アルミ・樹脂の複合サッシに力を入れており、両方の良いところどりのバランス型を推している様子。

『アルミ樹脂ハイブリッド窓(アルミ樹脂複合窓)』についてLIXILのはなおか担当さんに聞いてみました!

 

<解説>LIXILさんのはなおか担当が話す『アルミ樹脂ハイブリッド窓(アルミ樹脂複合窓)』

「地域に合わせたご提案をしていますが、寒冷地域以外の地域は、アルミと樹脂のハイブリッドをオススメしています。ハイブリッド窓の特徴は、枠の外側がアルミ製で内側が樹脂製となっているので、その二つの良い所を併せ持つバランスの良い窓と言えます。さらに、LIXILでは従来のハイブリッド窓より性能を高めた商品を開発・販売しています

 

LIXILがつくる『アルミ樹脂ハイブリッド窓(アルミ樹脂複合窓)』のメリット

 

①アルミ窓と比べて断熱性能が高い

熱を伝えにくい樹脂の特徴も兼ね備えているので高い断熱性能を併せ持っています。

 

②劣化がしにくい

外側がアルミなので、夏の強い日差しに当たっても、比較的劣化はしにくくなっています。

 

窓枠がスリムでデザインがスッキリ

アルミの強度を生かし窓枠がスリムにできるので、スッキリとした意匠性の高い住まいを実現。

 

さらに、LIXILのハイブリッド窓は…サーモスⅡ』と『TW』

特に『TW』はサーモスⅡよりも断熱性能がさらに高い!

 

加えて、複層ガラスの間に、熱伝導率が低いアルゴンガスやクリプトンガスを封入することで断熱効果をアップさせています。

従来のものに比べ、高性能な窓を実現しています。

 

さらに詳しい内容はLIXILのHPへ!

 

<LIXIL の窓まわりのWebサイト>

https://www.lixil.co.jp/lineup/window/

 

 

3.メーカー別・窓を徹底解説<YKK AP編>


このセクションはYKK APの窓にスポットを当ててご紹介していきます!

YKK APの商品ラインナップとそのグレードは下記の通り。

YKK APの商品トレンドは樹脂窓。

高い断熱等級に対応できる高性能な窓をそろえている印象があります。

そこで、YKK APがつくる樹脂窓について、はなおか担当者に聞いてみました!

 

<解説>YKK APのはなおか担当が話す『樹脂窓』

省エネ上位等級が新設され、2025年までに省エネ基準適合の義務化も決定。2050年脱炭素社会の実現に向けて国を挙げた住宅高性能化への取り組みが急激に進みつつあります。

窓の高断熱化が大きなカギとなる中、私たちは樹脂窓のレベルを高めて、商品開発をしています。

樹脂窓は世界的にも認められた高い断熱効果を発揮する樹脂窓を日本に合った商品を開発・ご提案しています。断熱効果の高い樹脂の窓枠とガラスの複層化、空気層より熱を伝えにくいガスを注入させるなどさらに窓をレベルアップさせています

 

YKK APがつくる樹脂窓のメリット

 

①断熱効果が高い

樹脂はアルミの1400倍熱を伝えにくいとされています。その樹脂を窓枠に採用することで、外気温に左右されにくい窓に。断熱性が高いと光熱費も軽減。

 

②結露しにくい

樹脂サッシに加えて、ガラスの複層化や熱の伝導率の少ないガスを採用するなどの技術で、温度差が生じにくくなり、結露しない窓を実現しています。また、室内の湿度が保たれ、お肌の水分量も充実!

 

③高い技術で、気密性がアップ!

YKK APの技術で窓枠と窓の間に隙間をつくらず、気密性が向上。窓から熱が逃げるのをさらに防ぎ、年中快適な室内環境を実現!

 

さらに、YKK APの樹脂窓(APWシリーズ)は、樹脂窓の中でもすごいらしい…!

樹脂窓は「日差しで劣化しやすい」という話も聞きますが、YKK APの樹脂窓は独自の技術で対候性が著しくアップ!

特に『APWシリーズ』の外観カラー色は、さまざまな対候試験をクリアした塩ビ+アクリル積層を使用。強い紫外線に対応し、窓の経年変化を抑えることができるそうです。

 

さらに、詳しい情報はメーカーHPへ!

 

<YKK AP の窓・サッシのwebページ>

https://www.ykkap.co.jp/consumer/search/products/window

 

4.まとめ


冒頭でも話したように、窓は予算や性能、インテリア、外観デザイン、間取りなど、様々な部分に関わってきます。

当社では、2つのメーカーの商品が主力です。

もう一度、LIXILとYKK APの商品の特徴をまとめておきます!

 

LIXILの窓の特徴

  • 『アルミ樹脂ハイブリッド窓(アルミ樹脂複合窓)』が主力
  • アルミの耐久性と樹脂の断熱性、2つの良さを持ったバランス型の窓を提案している
  • すっきりとした枠が特徴的でデザイン性にも長けている

 

YKK APの窓の特徴

  • 世界的にも採用されている、断熱効果が高い樹脂窓が主力
  • 日差しに強い耐候性も兼ね備えた樹脂窓を独自開発
  • 高い気密性も魅力で、気候に左右されない快適な屋内空間を保つことができる

 

以上の点も踏まえたうえで、自分たちの家づくりに合った窓をチョイスしてみましょう。

 

今回の窓特集はいかがでしたか?

少しマニアックな話題かもしれませんが、お家づくりには重要なパーツになりますので

窓は吟味して窓を選びたいですね。そのヒントになれば幸いです!

 

 

<引用・出典>

YKK AP冊子「APW 樹脂窓シリーズ」より

LIXIL冊子「はじめての窓 選び方ガイドブック」より

この記事をかいたのは
わたしです
総務部 主任
後藤田陽子
2011年4月入社 城南高校 四国大学

取得資格
整理収納アドバイザー2級